このページでは、子どもの口内炎の原因や治療方法、予防方法について紹介していきます。
口の中を歯や食べ物で傷つけると、その刺激で口内炎が起こる場合があります。歩き始めの赤ちゃんは、転んで口をぶつけたときにできた傷が原因で口内炎が起こるケースも多いです。
ストレスによって口内炎が発生するケースもあります。口の中に1~数個の小さな潰瘍ができ、表面は白・周りは赤・真ん中がくぼんでいる、という口内炎の場合は、ストレスによって起こっている可能性が高いです。
ウイルスの感染によって起こる口内炎はウイルス性口内炎と呼ばれています。免疫力が弱っていると発生しやすいです。単なる口内炎の症状だけではなく、喉の痛みや高熱、倦怠感とともに発生します。
ウイルス性にはいくつか種類があり、単純ヘルペスウイルスが原因で起こるものはヘルペス性口内炎、コクサッキーウイルスA群が原因で起こるものはペルパンギーナ、さらにコクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどが原因でおこるものは手足口病と分類されています。
誰でも身体にもっている真菌(カビ)の一種であるカンジタ菌が原因の口内炎もあります。免疫力の低下によってカンジタ菌が必要以上に増殖し、口腔内で菌のバランスが崩れると発症します。生後2~3ヶ月の小さな赤ちゃんに発症するケースが多いです。
その他にも、食べ物や薬、金属が刺激となってアレルギー反応を起こしたり、虫歯などで口腔内の環境が不衛生であったり、熱湯で口の中を火傷したりすると、口内炎ができる場合もあります。また口内炎ができやすい体質の子どももおり、明確な原因がなくても口内炎ができてしまうこともあるでしょう。
口内炎は、自然治癒が基本です。ただしウイルスによる口内炎で他にも症状がある場合、傷による口内炎で治療しなければならない傷があるときは病院で治療を受けましょう。また自然治癒が可能な口内炎であっても、1週間程度経過しても改善に向かっていないときは病院での治療が必要です。小児科だけでなく、小児歯科でも治療が可能です。
口内炎ができると食べたり飲んだりができなくなったり、嫌がったりする子どもも多いです。その際は自宅でできるだけ栄養価の高い物をこまめに与えて、しっかりと水分補給をしましょう。また口の中を清潔に保つことも大切です。
ビタミンB1・B2・E不足が続くと口内炎が発生しやすいです。ビタミンの中でもビタミンB2を意識して摂取しましょう。ビタミンB2は身体の粘膜や皮膚を保護する役割が期待できます。
睡眠不足は、免疫力が低下する原因の1つです。病気にかかりやすくなるため、睡眠時間をしっかりと確保しましょう。規則正しい生活を心がけることで、免疫力のアップにつながって口内炎が予防できます。
ウイルスは乾燥している場所を好みます。乾燥しないようにマスクをしたり、こまめの水分補給をしたりしながら、口の中の湿度を保ちましょう。乾燥が気になる冬は、部屋で過ごすとき・眠るときは加湿器を活用すると湿度が保ちやすいです。
食後の歯磨きはしっかり行い、口の中に食べかすが残らないようにします。歯ブラシのときは、強く磨きすぎて口の中の粘膜を傷つけないように気を付けてください。
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