子どもの歯並びが悪くなってしまう原因は、顎の発達が不十分なことが影響し、歯が並ぶスペースを確保できず、ガタついた歯並びになってしまうためです。
以前は遺伝の影響とも言われていましたが、最近では日頃の習慣などの環境的な要因とも言われてきています。
多くの場合、顎の発達が不十分なことが原因で舌が本来あるべき位置に収まらないことで、歯並びが悪くなり、気道も狭くなってしまいます。気道を確保しようと呼吸をすることで猫背になってしまうのです。
顎の正しい成長は歯並びだけでなく、姿勢にも大きく影響を及ぼすのです。
矯正治療の方法として「RAMPAセラピー」という矯正方法があります。一体どんな治療法なのかというと、「歯並びが悪くなる原因である顎の発育」にアプローチする矯正方法です。
RAMPAセラピーでは、顎の発育不良の背景には、中顔面(鼻まわりのあたり)の発達不良があるとしています。この矯正治療は、矯正装置にて中顔面の骨格を本来の健全方向である、上前方方向に成長するように促します。
中顔面が健全に成長することで、顎の発育不良も改善され、奥の方に引っ込んでしまっていた舌を本来の位置に戻すことができ、永久歯がキレイに並ぶためのスペースが確保されます。
また骨格を調整したことで気道や鼻腔を広げることができ、いびきや口呼吸、姿勢の改善にもつながる矯正方法です。
一般的な小児矯正の治療法として多いのが、「拡大床(かくだいしょう)」という装置を使って顎を広げ、永久歯が生えてくるスペースを確保する「床矯正(しょうきょうせい)」と呼ばれる治療法です。
この治療法では歯並びにアプローチすることはできますが、歯並びが悪くなる根本的な原因である骨格の調整までは行わないため、キレイにした後もまた歯並びが戻ってしまう可能性があります。
しかしRAMPAセラピーは、ただ歯並びを綺麗にしたいという審美的な目的だけではありません。歯並びの悪くなる根本的な原因を改善し、歯並びと共に鼻疾患や呼吸器疾患、姿勢などを改善していく目的があります。
鼻腔や気道の狭さなどは、身体全体の健康に影響を及ぼします。「RAMPAセラピー」はきれいな歯並びだけではなく、子どもの将来の健康を見据えた治療法といえるのではないでしょうか。
RAMPAセラピーでの矯正治療期間は約3年。その内「口腔外装置」と「口腔内装置」を連携して取り付ける専用装置の装着期間が、約180から270日とされています。
成長期のお子さんであれば、一日12時間以上(連続でなくても可能)装着し、調整のために2週間に1回の来院が必要となります。
矯正治療中は生活に色々と制約があり、お子さん自身の頑張りが必要ですので、ご家族のご理解、ご協力が重要になります。
港区内で根本的な治療である「RAMPAセラピー」を提案しているのが「こどもと女性の歯科クリニック」。
歯並びだけではなく、姿勢や口呼吸に悩むお子さんがRAMPAセラピーを受けることで、それらが改善できると考えています。
院長自身、子どものころ、慢性的な鼻炎や口呼吸・姿勢の悪さにも悩まれていたそうです。また歯科医師となり、RAMPAセラピーと出会い、歯並びが悪くなる根本の原因を知った際は大変感動もしたそうです。
「昔の自分自身と同じような症状に悩む子どもたちに、今なら手を差し伸べられる。」の想いのもと、「こどもと女性の歯科クリニック」では一般的な小児矯正ではなく子ども達の未来の健康、笑顔を守るためにRAMPAセラピーという治療法を提案しています。
全体的なお顔立ちがすっきり整いました。
すき間になっていた部分や、ガタガタと並んでいた部分もキレイに整ってきています。
根本的な原因である骨格にアプローチをしたことで、診断・検査時のときよりも身体の中心線もまっすぐになってきています。
RAMPAセラピーは歯並びを良くするだけでなく、気道や鼻腔、姿勢など子どもの将来の成長を考えた矯正ができる治療法です。
成人でもRAMPAセラピーは可能ですが、骨の調整が効きやすい子どものうちに治療しておくのがおすすめ。歯並びが悪くなる原因となる根本から治療を行うため、将来的に後戻りの可能性が低いのも特徴です。
歯並びだけでなく、子どもの健康のためにRAMPAセラピーを受けたい人は「こどもと女性の歯科クリニック」にぜひ一度相談してみてください。
赤ちゃんの口の状態は、お母さんの子宮の形も影響します。
例として健康的な丸い子宮であれば赤ちゃんがリラックスした姿勢でお腹の中で楽に過ごせますが、丸が崩れたような形の子宮であったりすると、赤ちゃん自身がお腹の中で楽な姿勢を取ることができず、顎の形にも影響を及ぼしてしまうそうです。
生まれてからも抱っこの仕方や授乳の仕方によっても、身体の骨格や成長にも影響を及ぼすと言われています。
そこで「こどもと女性の歯科クリニック」では、赤ちゃんの体の凝りをほぐしてあげるマッサージや抱っこの指導をはじめ、お口でしっかり噛めるよう離乳食の食べ方を体験できるセミナーを開いています。
(※元々複数名での開催をしていましたが、2021年10月時点ではコロナの影響もあり、個別での指導をしています)