このページでは子どもの歯並びが形成される原因と、歯並びが身体に及ぼす影響を解説しています。
子どもの歯並びは遺伝的な要因もありますが、乳児期からのクセや生活習慣にも大きく影響されます。
舌の位置が悪く前歯を押し出すように触れていたり、指しゃぶりが長く続いたりすると、出っ歯や叢生(そうせい)になってしまうことがあります。
ほかにも定期的に頬杖をついたり片側だけで噛むクセがあるとあごが左右非対称になりかみ合わせが悪くなる、柔らかいものばかり食べているとあごが発達せず歯が並ぶスペースがつくれないなど、ちょっとしたクセが骨の発達および歯並びの形成に影響するのです。
歯並びが悪いと、口周りの筋肉が無理な動作を続けるので固くなります。
噛む動作は口周りだけでなく首の筋肉と連動して行う動作です。そのため連鎖的に首や肩こり、姿勢の崩れへと繋がっていきます。首には重要な神経や血管が集まっているため、肉体的・精神的にさまざまな不調が出ることがあります。
また、歯並びが悪いとしっかりと食べ物を噛み切れないので胃腸に負担がかかるケースや、舌の位置によって呼吸が浅くなるケースもあります。
歯並びが悪いと虫歯や歯周病といった歯の病気はもちろん、身体全体の健康にも悪影響が出ます。
上あごが発達していないと舌が本来ある位置に収まらず、気道を圧迫してしまい息苦しくなるため、口呼吸になってしまいます。口呼吸は口内と喉が乾燥しやすくなるので、ウイルス感染しやすくなる、口臭に繋がるといったリスクがあります。
無意識に身体全体に負荷がかかっているので、イライラしやすいなど精神的な不調のリスクも考えられます。
お子さんの歯並びを良くするためには、骨格の発達を正常に促すことが大切です。
食事の際はバランスよく噛んでもらう、硬いものも出してあごの筋肉を発達させる、鼻呼吸を意識させるなど、日常生活から気を配る必要があります。
ただし歯並びには遺伝的な問題もありますし、お子さんの口の中を見て発育具合を判断するのは簡単ではありません。子どもの発育に詳しい専門の歯科医院で検査したりアドバイスをもらうことも方法の1つです。
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爪をかむクセや頬杖などのクセは、親から指摘されるだけではなかなか治すことができません。
舌の正しい位置やポカン口など、口腔内に関することは歯や骨格の発達が原因であることも珍しくないため、知識もないまま正しく行える子どもはいません。
医師による検査や指導・トレーニングを通じて身につける、もしくは必要に応じて矯正治療を行うことで、将来の健康や見た目の改善が期待できます。