<港区の小児矯正ガイド>子ども歯ならびパーク♪

子供の受け口について

受け口とは、噛み合わせたときに下顎の前歯が上顎の前歯よりも前方に位置していることです。医学的には、反対咬合(はんたいこうごう)や下顎前突(かがくぜんとつ)といいます。「しゃくれ」という言葉も使用されることがありますが、これは輪郭の形状で、受け口を伴わずに骨格的に顎が長い場合もあります。受け口といったときには、一般的に噛み合わせの反対咬合がある場合を指します。

子どもの受け口を放置するリスク

顔貌へのコンプレックス

子供は成長期、特に思春期にかけて骨格が急成長して、顎も大きくなっていきます。受け口を放置しておけば、この成長期に受け口が目立つようになってしまいます。顔貌も受け口特有の三日月型となり、思春期の多感な時期に大きなコンプレックスとなってしまうこともあります。

発音のしづらさ

通常とは異なる噛み合わせになっているために、舌の動きなども制限されて、発音が不明瞭になることがあります。特にサ行やタ行を発音しにくく、滑舌も悪いため、聞き取れない場面も出てくるでしょう。友人とのコミニュケーションにも問題が出てくる可能性があります。

咀嚼の問題

下の歯並びが受けの歯並びよりも前方にあることで、咀嚼の効率が悪くなってしまいます。これは顎への負担も大きく、顎関節症などの原因ともなります。また、咀嚼がうまくできない場合、消化器にも負担がかかり育ち盛りの年齢でも栄養吸収が低下する可能性もあるでしょう。

子どもの受け口の治療法

口の回りの筋肉を鍛える治療

受け口の治療法はいくつかあります。歯を動かす治療ではなく、子供の口周りの筋肉を適切に発達させることで、本来の正常な歯並びへと導く矯正治療もあります。これは、シリコン製の柔らかいマウスピースを日中1時間と就寝中に装着するものです。同時にMFTという口腔筋トレーニングも実施します。

床矯正装置

乳歯が抜け、永久歯が生え揃うまでの「混合歯列期」に行う治療です。年齢でいうと、6~12歳頃が該当します。この頃の治療では床矯正(しょうきょうせい)装置を使用することが多いです。取り外しが可能な矯正器具なので、食事などのときには外せますので、子供でもなれやすい治療と言えます。

MFT

MFTとは、口腔筋機能療法のことで、食べる(咀嚼)時、飲む(嚥下)時、発音時、呼吸時の舌や口唇の位置の改善を目的とした各種トレーニングです。子供の場合、矯正治療と同時にこのMFTを実施することで、より治療のメリットが得られると言われています。やり方を覚えれば、自宅でもできますので、ぜひ、歯科クリニックに相談してください。

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子どもの受け口Q&A

子どもの受け口はいつ治療する?

子供の受け口は骨格の問題によることも多いので、早期からの治療が望ましいとされていて、5歳までには始め方が良いでしょう。もちろん、それ以降でも治療は可能ですが、早いほうが治療期間も短くなる可能性が高いです。

子どもの受け口は保険適用できる?

基本的には自由診療となります。ただし、厚生労働省が定める先天性の疾患や顎変形症などで外科手術を伴う場合には保険診療となります。さまざまな規定がありますので、まずは最寄りの歯科クリニックなどで相談してみましょう。

子どもの受け口は自然に治る?

小さな子供の場合には、一時的に受け口になり、成長とともに正常になる場合もあります。しかし、それを予測することはできないため、歯科医師による経過観察が必要です。受け口に気づいたら、まず歯科クリニックで相談をしてください。

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